ライプツィッヒ憲章
EU各加盟国の都市開発や空間計画などを担当する大臣が2007年にドイツのライプツィッヒで集会し、欧州内の市町村の社会、競争力と地域間の協力を深めるための議論をした結果として、ライプツィッヒ憲章が発表されました。
ライプツィッヒ憲章の主なポイントが以下の通りです。
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「EUが都市を探し出すべきです」
欧州のほとんどの人が都市型の生活をし、都市が経済発展、研究やイノベーションの場となっております。EUがその政策やプロジェクトに関してそのために都市をもっと意識しなければなりません。
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「都市のルネッサンスを進めましょう」
生き生きした中心市街地が集約型都市の発展に大きく貢献し、さらには郊外の開発による環境影響や交通の増加にストップをかけることができます。
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「都市が気候保全に取り組むべきです」
全世界では、エネルギーの4分の3が都市で消費されています。その対策がいろいろあります。たとえば徒歩、自転車や公共交通の促進や建物のエネルギー効率向上などが可能です。
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「住民と共に考えましょう」
どこにでも安心して歩けるように、欧州都市が社会問題を解決するべきです。社会問題は一つの地区に限らず、都市全体の魅力、競争力、公安を低下させます。問題を抱えている地区においては、特に子供や青少年のニーズに応じた教育が必要です。
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「都市はきれいであるべきです」
魅力的な建築は贅沢ではなく、都市間競争においての勝ち札です。そのためには建築遺産などを守るべきです。
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「都市の良い統制が必要です」
都市開発は行政だけの役割ではなく、一般市民や経済界が参加するべきものです。多くの関係者が合意形成に参加すると民主主義が強まるだけではなく、頼りになる計画が練りあがり、都市間の協力の結果として地域内の連結が強まります。
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最終更新:2012年5月10日
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